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植物の与えるイメージのちから


みなさま、お庭の植物選びって大変ですよね。
〇〇風のお庭にしたいけれど、植物がイメージに合わない、気候に合わない、といったお悩み、結構あると思います。

今回はそんな悩みの種を少しだけ軽くする、植物の持つイメージのお話をしようと思います。

マツ、ツバキ、ツゲ、シャクナゲ、タケ、ヤナギ・・・

それぞれの植物の名前を聞いて、みなさん、どんなお庭に植えられている姿を想像しますか?
多くの方はこの全部に対して日本庭園を想像するのではないでしょうか。

実はこれらの植物、がちがちの日本庭園以外にも使うことが出来るんです!

例えばマツは、乾燥地帯をイメージした昨今流行りのドライガーデンなんかと相性が良く、
ツバキやツゲはヨーロッパの格式高い庭園で使用されています。
シャクナゲや竹、ヤナギは湿度の高い湿地やジャングルのようなイメージを出したい時に活躍します。

なので、日本の植物だからと言って日本庭園や日本の風景にしか使えないということはありません。
固定的なイメージにとらわれず、様々な植物を使ってみてください。

この時にポイントになるのが、植物に合わせるマテリアル(レンガや石材などの素材)と植物の仕立て方です。時にこれらが植物の種類よりも大きくイメージを左右します。

この雰囲気に合わせた植物選びがとっても上手なのが、皆さんも一度は訪れたであろう、
関東にある有名な大型テーマパークです!
あのアメリカンな雰囲気を出すために、わざわざアメリカ原産の植物を輸入して植えているわけではないのです。
日本の高温多湿に耐える日本の植物を多用して、あの素敵な景観を作っているのですね。
造園的な視点でも、とても勉強になる場所です。

もし、雰囲気に合わせた植物を選びをしたいのでしたら、
・どういった気候の雰囲気なのか
・その場所に自生する植物はどんなものなのか
・日本の植物で似たものはあるか
といった感じで大枠から詰めていくと、イメージに合ったものが見つけやすいと思います。

ぜひ、お庭に合った素敵な植物を探してみてくださいね!

niwa to ki 株式会社
エスティナ河口湖スタッフ 山中